PowerShell で exe ファイルを実行する方法

Windows オペレーティングシステムは、自動化に非常に役立ついくつかのコマンドラインツールをサポートしています。

curl は、HTTP、HTTPS、FTP、FTPS、SMTP などのサポートされているプロトコルを介してサーバーにリクエストを送信するために使用できる、これらの便利なツールの一つです。

このコマンドラインツールは、FTP アップロード、プロキシサポート、転送の再開、制限された帯域幅などの追加機能をサポートしています。

Windows の公式ビルド 1804 から、curl はツールチェーンに追加されました。これを確認するには、Windows コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

curl --version

出力：

curl 7.55.1 (windows)

出力は、あなたの curl インストールに基づいて変わる可能性があります。

Windows PowerShell における curl

Windows PowerShell では、curl コマンドを Windows コマンドプロンプトとは少し異なる方法で使用する必要があります。なぜなら、curl コマンドは Invoke-WebRequest コマンドレットへのエイリアスとしてマッピングされているからです。これを確認するには、PowerShell ウィンドウで次のコマンドを実行します。

Get-Alias -Name curl

出力：

CommandType		Name						Version		Source
-----------		----						-------		------
Alias			curl -> Invoke-WebRequest

これらのコマンドはすべて、PowerShell コマンド実行プロセスで解決されます。通常、エイリアスが最も優先されます。したがって、PowerShell では curl の代わりに curl.exe 実行可能ファイルを直接使用する必要があります。これらの 2つのコマンドがランタイムでどのように解決されるかを知るには、Get-Command コマンドレットを使用できます。

Get-Command curl

出力：

CommandType		Name						Version		Source
-----------		----						-------		------
Alias			curl -> Invoke-WebRequest

Get-Command curl.exe

出力：

CommandType		Name						Version		Source
-----------		----						-------		------
Application		curl.exe					7.55.1.0	C:\Windows\system32\curl.exe

結論として、PowerShell で curl（Windows コマンドプロンプトと同じように）を使用する必要がある場合は、curl 実行可能ファイル（curl.exe）を直接呼び出す必要があります。それ以外の場合、内部的に Invoke-WebRequest コマンドレットに解決される PowerShell の curl エイリアスを使用するべきです。

PowerShell における curl 構文

curl.exe [options] <url>

curl コマンドおよび -a、-C などのオプションに関する詳細情報を取得するには、次のコマンドを実行できます。

curl.exe --help

出力：

Usage: curl [options...] <url>

-a, --append		Append to target file when uploading
.
.
.
-C, --continue-at	<offset> Resumed transfer offest

例のシナリオ

HTML ウェブページをレスポンスとして表示します。

curl.exe https://www.google.com

レスポンス、リクエストヘッダー、レスポンスヘッダーを表示します。

curl.exe -v https://www.google.com

ヘッダー情報を表示します。

curl.exe -I https://www.google.com

ヘッダー情報を file1.txt というファイルに保存します。

curl.exe -I https://www.google.com -o file1.txt