MATLAB 関数 deg2rad
このチュートリアルでは、MATLAB の deg2rad()
関数を使用して角度を度からラジアンに変換する方法について説明します。
MATLAB deg2rad()
関数
MATLAB の deg2rad()
関数を使用して、角度の単位を度からラジアンに変換できます。 deg2rad()
関数の構文を以下に示します。
rad = deg2rad(deg)
上記の構文は、変数 deg
に保存されている角度をラジアンに変換し、rad
変数に保存します。 入力変数 deg
は、任意の次元のスカラー、ベクトル、行列、または配列にすることができます。
出力変数は、入力変数と同じデータ型とサイズになります。 たとえば、入力角度がスカラーの場合、出力角度もスカラーになります。
入力変数が行列、配列、またはベクトルであるとします。 deg2rad()
関数は、すべての行列、配列、またはベクトル要素をラジアンに変換します。 たとえば、deg2rad()
関数を使用して角度をラジアンに変換してみましょう。
以下のコードを参照してください。
clc
clear
rad = deg2rad(90)
出力:
rad =
1.5708
上記のコードでは、90 度の角度をラジアンに変換しました。 deg2rad()
関数は Matlab バージョン R2015b で導入され、Matlab バージョン R2009b で導入された別の関数 degtorad()
があり、角度を度からラジアンに変換するために使用されました。
MATLAB バージョン R2015b 以降を使用する場合、MATLAB は degtorad()
関数を推奨しませんが、Matlab のバージョンが R2015b 未満の場合は使用できます。 degtorad()
もマップ ツールボックスに依存しており、マップ ツールボックスがないと関数を使用できません。
もう 1つの違いは、degtorad()
関数は整数データ型の入力を受け入れ、deg2rad()
関数は single および double データ型の入力を受け入れることです。 Matlab の single()
および double()
関数を使用して、整数データ型を single または double に変換できます。
入力が uint8
のような整数データ型の場合、deg2rad()
関数を使用して角度を度からラジアンに変換する前に、入力を single または double データ型に変換する必要があります。 上記の例で degtorad()
関数を使用した場合、上記の例の出力は同じままになります。