コマンド pushd および popd の使用
コマンド pushd
および popd
は、コンピューティングのコマンドラインディレクトリスタックで動作します。
Linux およびその他の Unix ライクなオペレーティングシステムであるコマンド pushd
および popd
を使用すると、ディレクトリスタックを操作し、現在の作業ディレクトリを変更できます。pushd
と popd
は強力で役立つコマンドですが、あまり評価されておらず、利用されていません。
Linux で pushd
コマンドを使用する
最初の pushd
コマンドの後、スタックには 2つのエントリがあります。左側のディレクトリと既存のディレクトリです。
pushd
コマンドには次のものがあります。
$ pushd ~/Desktop
出力:
~/Desktop ~
端末のディレクトリが Desktop
に変更されます。すなわち、~/Desktop$
です。
~/Desktop$ pushd ~/Music
出力:
~/Music ~/Desktop ~
現在、Music
に変更されています。
$ pushd ~
出力:
~ ~/Music ~/Desktop ~
最後の pushd
コマンドでホームディレクトリに戻りました。
したがって、ホームディレクトリを表すチルダ~
は、スタックの最初で最後のエントリです。これは、スタックにディレクトリがすでに存在しているにもかかわらず、他の pushd
コマンド用にディレクトリを再度追加することを示しています。
Linux で popd
コマンドを使用する
popd
コマンドは、スタックからディレクトリを削除するために使用されています。ディレクトリスタックを見ると、/home/user
が 1
の位置にあることがわかります。
これをスタックから削除するために、popd
に番号を渡すために以下のようにタイプします。
$ dirs -v -l
出力:
0 /home/user
1 /home/user/Music
2 /home/user/Desktop
3 /home/user
$ popd +1
出力:
~ ~/Desktop ~
/home/user
ディレクトリが削除され、スタック内でその下にあるすべてのディレクトリが 1つ上にプッシュされました。
$ popd
出力:
~/Desktop
popd
を使用して、スタックから最上位のディレクトリを削除し、2 番目に上位のディレクトリに置き換えます。
これは最近移動したディレクトリであるため、リダイレクトされています。
スタックのオーバースタンプ
古い習慣に戻し、cd
でディレクトリをシフトするのは簡単です。
その場合、スタックの最初のディレクトリにスタンプを押します。最初のスロットは現在の作業ディレクトリに指定されており、移動しないため、これは避けられません。
これを行うには、ターミナルに次のように入力します。
$ dirs -v -l
出力:
0 /home/user/Desktop
$ cd ~/Music
~/Music$ dirs -v -l
出力:
0 /home/user/Music
pushd
コマンドと popd
コマンドに慣れたら、フォルダ間をすばやく移動して、それらを利用していくつかのエイリアスを作成できる可能性があります。