Linux でターミナルを使ってファイルを作成する方法
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touch
コマンドでファイルを作成する - リダイレクション演算子を使ったファイルの作成
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cat
コマンドでファイルを作成する -
コマンド
echo
でファイルを作成する -
Heredoc
でファイルを作成する -
コマンド
dd
で大容量ファイルを作成する -
ファイルのサイズが 3GB の
large.test
が作成される
Linux Terminal を使って touch
、echo
、cat
、dd
、fallocate
コマンドを使ってファイルを作成することができます。同様に、リダイレクション演算子と Heredoc
を使ってターミナルからファイルを作成することもできます。
touch
コマンドでファイルを作成する
touch
コマンドはファイルのタイムスタンプを作成、変更、修正するための標準的な UNIX/Linux
コマンドです。空のファイルのみを作成することができます。ファイルが既に存在する場合、このコマンドはファイルのタイムスタンプを変更します。
touch
コマンドを使って新しいファイルを作成するには、touch
コマンドの後に作成するファイル名を続けて入力するだけでよい。
touch main.py
これにより、現在の作業ディレクトリに空のファイル main.py
が作成されます。
複数のファイルを作成するには、touch
コマンドの後に作成するファイル名をスペースで区切って続けてください。
touch main.py abc.py xyz.txt
これにより、現在の作業ディレクトリに main.py
、abc.py
、xyz.txt
という 3つの空のファイルが作成されます。ファイルが既に存在する場合は、そのファイルのタイムスタンプを更新します。
リダイレクション演算子を使ったファイルの作成
また、リダイレクト演算子を使って新しいファイルを作成することもできます。リダイレクト演算子を使用すると、コマンドの出力をファイルに保存することができます。演算子 >
は既存のファイルを出力で上書きし、>>
は出力をファイルに追加します。
空のファイルを作成するには、リダイレクト演算子の後に作成するファイル名を指定します。
> abc.txt
これにより、現在の作業ディレクトリに abc.txt
という名前の空のファイルが作成されます。
cat
コマンドでファイルを作成する
主にファイルの作成や連結に用いられる cat
コマンドは、新しいファイルを作成することもできます。また、cat
コマンドを使ってファイルを作成しながら、ファイルにコンテンツを追加することもできます。
cat
コマンドでファイルを作成するには、cat
の後にリダイレクション演算子 >
を続けてファイル名を入力します。その後、Enter を押してファイルに内容を追加します。内容を追加したら、CTRL+D でファイルを保存します。
cat > main.py
これで main.py
ファイルが作成されるので、作成したファイルに内容を追加してから CTRL+D で保存することができます。
コマンド echo
でファイルを作成する
コマンドの引数として渡されたテキストを出力するには、echo
コマンドを用います。
echo
コマンドに渡された引数は、リダイレクション演算子 >
を用いて新たに作成されたファイルの内容として保存されます。
echo "print('Hello World!!')" > main.py
これにより、現在の作業ディレクトリに print('Hello World!!')
という内容のファイル main.py
が作成されます。
echo
コマンドを使って空のファイルを作成するには、リダイレクション演算子 >
に echo
を指定し、作成するファイル名を指定します。
echo>main.py
これにより、現在の作業ディレクトリに空のファイル main.py
が作成されます。
Heredoc
でファイルを作成する
Heredoc
はファイル内に複数のコンテンツ行を追加することができるリダイレクトの特殊なクラスです。
<< eof > test.txt
Line-1
Line-2
eof
これにより、現在の作業ディレクトリに新しいファイル test.txt
が作成されます。
コマンド dd
で大容量ファイルを作成する
dd
コマンドの主な目的はファイルを変換してコピーすることです。
dd
コマンドを使ってファイルを作成するには、ターミナルでコマンドを使用します。
dd if=/dev/zero of=large.test seek=3G
これにより、サイズが 3GB のファイル large.test
が作成されます。
ファイルのサイズが 3GB の large.test
が作成される
dd
コマンドの主な目的は、ファイルに実際のディスク領域を割り当てることです。
ファイルを作成するために fallocate
コマンドを使用するには、ターミナルでコマンドを使用します。
fallocate -l 3G large.test
これにより、サイズが 3GB のファイル large.test
が作成されます。
Suraj Joshi is a backend software engineer at Matrice.ai.
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