Git 削除ディレクトリ
このチュートリアルでは、Git でディレクトリまたはフォルダーを削除する方法を紹介します。
一般的な開発環境では、さまざまなファイルをグループ化するための多くのディレクトリまたはフォルダがあります。
関係のないディレクトリを削除する必要がある場合があります。
これを例を挙げて説明します。
git rm
を使用して Git のディレクトリを削除する
特定のディレクトリがあり、それを Git のリポジトリに保持したくないとします。
-r
オプションを指定した git rm
コマンドを使用して、リポジトリ内のディレクトリまたはフォルダを削除できます。
コマンドの構文は git rm -r <directory_name>
です。
これにより、ディレクトリとその内容がリポジトリから再帰的に削除されます。
リポジトリから削除したい misc
という名前のディレクトリがあるとします。
$ ls misc
tmp1.txt
ディレクトリ misc
とその内容は次のように削除できます。
$ git rm -r misc
rm 'misc/tmp1.txt'
したがって、Git リポジトリからディレクトリ misc
を削除しました。
ここで、このディレクトリの削除をコミットしてリモートリポジトリにプッシュする必要があります。
次のようにします。
$ git commit -m "removed misc directory"
[main b89f021] removed misc directory
1 file changed, 0 insertions(+), 0 deletions(-)
delete mode 100644 misc/tmp1.txt
$ git push origin main
したがって、他のチームメートがリモートリポジトリから変更をプルすると、ディレクトリ misc
が削除されます。
場合によっては、ディレクトリをローカルファイルシステムに保持したいが、リモートリポジトリの追跡から削除したいことがあります。
このために、次のように --cached
オプションを git rm
コマンドと一緒に使用できます。
$ git rm -r --cached misc
これにより、他のチームメイトがリモートリポジトリから変更をプルするときに、他のチームメイトのマシンのファイルシステムから misc
ディレクトリが削除されることに注意してください。
上記のコマンドを実行したローカルマシンのファイルシステムには、ディレクトリ misc
のみが保持されます。