C++ で配列を動的に割り当てる方法
胡金庫
2023年10月12日
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C++ で
new()
演算子を使用して配列を動的に割り当てる -
C++ で配列を動的に割り当てるには
std::unique_ptr
メソッドを利用する -
C++ で配列を動的に割り当てるには
std::make_unique()
メソッドを使用する
この記事では、C++ で配列を動的に割り当てる方法について複数のメソッドを示します。
C++ で new()
演算子を使用して配列を動的に割り当てる
new
演算子は heap
メモリ上のオブジェクトを動的に確保し、その位置へのポインタを返します。この例では、定数文字の配列とサイズを int
変数として宣言します。そして、char
配列を動的に確保し、for
ループボディ内の要素に対応する値を代入します。
削除演算子 delete
は、arr
ポインタに関連付けられたメモリが不要になったら明示的に呼び出さなければならないことに注意してください。delete
演算子の後に指定された括弧は、ポインタが配列の最初の要素を参照していることをコンパイラに伝えます。配列へのポインタを削除する際に括弧を省略した場合の動作は未定義です。
#include <iostream>
using std::cout;
using std::endl;
constexpr int SIZE = 10;
static const char chars[] = {'B', 'a', 'd', 'C', 'T', 'L', 'A', 'R', 'e', 'I'};
int main() {
char *arr = new char[SIZE];
for (int i = 0; i < SIZE; ++i) {
arr[i] = chars[i];
cout << arr[i] << "; ";
}
cout << endl;
delete[] arr;
return EXIT_SUCCESS;
}
出力:
B; a; d; C; T; L; A; R; e; I;
C++ で配列を動的に割り当てるには std::unique_ptr
メソッドを利用する
動的配列を確保するもう一つの方法は、std::unique_ptr
スマートポインタを利用することです。関数 unique_ptr
はポインタが指すオブジェクトを所有していると言われています。通常のポインタとは異なり、スマートポインタは delete
演算子をプログラマが呼び出す必要がなく、代わりにオブジェクトが破棄されたときに暗黙的に呼び出されます。
#include <iostream>
#include <memory>
using std::cout;
using std::endl;
constexpr int SIZE = 10;
static const char chars[] = {'B', 'a', 'd', 'C', 'T', 'L', 'A', 'R', 'e', 'I'};
int main() {
std::unique_ptr<char[]> arr(new char[SIZE]);
for (int i = 0; i < SIZE; ++i) {
arr[i] = chars[i];
cout << arr[i] << "; ";
}
cout << endl;
return EXIT_SUCCESS;
}
出力:
B; a; d; C; T; L; A; R; e; I;
C++ で配列を動的に割り当てるには std::make_unique()
メソッドを使用する
関数 make_unique
は動的なメモリ管理を扱うためのより現代的な代替手段です。このメソッドは指定された型のオブジェクトを動的に確保し、スマートポインタ std::unique_ptr
を返します。オブジェクトの型はテンプレートパラメータと同様に指定されます。一方、以下の例では、固定サイズの配列 char
を確保して auto
型変数に代入しています。
#include <iostream>
#include <memory>
using std::cout;
using std::endl;
constexpr int SIZE = 10;
static const char chars[] = {'B', 'a', 'd', 'C', 'T', 'L', 'A', 'R', 'e', 'I'};
int main() {
auto arr = std::make_unique<char[]>(SIZE);
for (int i = 0; i < SIZE; ++i) {
arr[i] = chars[i];
cout << arr[i] << "; ";
}
cout << endl;
return EXIT_SUCCESS;
}
出力:
B; a; d; C; T; L; A; R; e; I;
著者: 胡金庫